東京、15年。

結婚して10年、そこからの妊活と妊娠、出産について。

妊活は早いほうがいい?言われてもピンと来なかったけど本当にそう思います。

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僕たちが妊活を始めたのは昨年の11月ごろです。妊活を始めた時期をいつと定義するのかにも寄りますが、うちは不妊治療のクリニックに行って検査を始めたタイミングとしています。そのとき衝撃的だったのが、妻のAMHが低かったことです。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)とは卵巣の予備能を示す値で、この値が小さいほど妊娠しにくくなります。AMHはだいたい年齢と相関しますが、個人差により割と誤差が生じます。妻は検査時34歳でしたが、結果は2.20NG/MLと実年齢よりかなり悪い数値が出ました。先生には40歳手前の平均値といわれ、すぐに不妊治療をするようにと勧められました。妻はかなりショックを受けていました。また、軽微ですが甲状腺機能にも異常が見つかり、妊娠後の今も定期的に通院をしています。僕の方(精液検査)はというと、異常なしの範囲内ですが平均より下で下限ギリギリといった感じでした。

そんな中、結果的には一年で妊娠を2回(1回は流産してしまいましたが)しており、検査数値が悪いからまったく可能性がない、というわけではありません。でも妊娠にしくいのはそうなのかなと思います。6-10月の妊活では相当がんばったけど無理だったので…。またこの値はあくまで妊娠しやすさを示す値であり、この値が低かったからといって妊娠後の卵巣機能は実年齢相応になります。

 

僕たちが子どものことから意識が遠ざかっていたとき、周りのいろんな人から「子どもを作るなら絶対に早いほうが良い」と言われてました。特に地方にいる親や出張に行った先の方々はすごかった笑。その当時はまったく響かず聞き流していたわけですが、実際に妊活や妊娠を通じて本当にそれを実感しています。

  • 女性の年齢は妊活、妊娠に思っている以上に影響します。
  • 女性の年齢による老化率=AMHの老化率では必ずしもありません。
  • 女性が高齢になればなるほど流産率が上がります。ダウン症率も上がります。
  • 男性の精子も老化に応じて減少、質の低下が生じます。

とはいえ、結局自分たちのこととして投影するには実際に経験し実感を得るしかないなと思います。特に自身の人生プランに子どもを作ることを検討されている方は、不妊検査だけでも受けておくことを強くオススメします。子どもって作ろうと思ってすぐに作れるものではないです。当時、僕自身もそれを分かってはいたものの「自分たちは大丈夫」となんの根拠もない自信がありました。結果妊娠までに一年かかりました。