東京、15年。

結婚して10年、そこからの妊活と妊娠、出産について。

妊娠後の基礎体温、つけておくべきなのかな?

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妊活中に基礎体温をつけるのはマストだと思っています。タイミング法にせよ体外受精、顕微授精にせよ排卵時期を知ることは非常に大事だからです。タイミング法の場合は基礎体温ないし排卵検査薬で排卵時期を予測してタイミングを取らないといませんし、体外受精、顕微授精であれ採卵のために排卵時期をおおよそ認識していなければなりません。

では、妊娠したあとはどうなんでしょう。うちは今10週目でいまだに毎日基礎体温をつけていますが、ネットで調べるとつけなくなった方が多いようです。なので、その後の上がり下がりの情報自体ネットでもあまり見かけません。ただ妊娠初期の高温期は個人差あれど13週目あたりまで続くようです。「妊娠初期の体温低下は良くない結果を招くことがある」という記載もあれば「心拍確認後の体温低下に流産の因果はない」という記載もあり、実際どうなのかなと心配しています。

というのもうちの妻、10週目に入り体温が低下傾向にあります。今36.4度台です。一時的ならいいのですが、徐々に低下傾向にあるのでちょっと不安です。腹痛や出血はないので来週ある診察までは心配ですが待ってみる予定です。

基礎体温に限らず、妊娠初期はどんな些細なことでも気にしてしまいます。気にするなといわれても無理ですよね。妻は僕以上だと思いますが、年内はいろいろ気疲れしそうです。

妊活は早いほうがいい?言われてもピンと来なかったけど本当にそう思います。

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僕たちが妊活を始めたのは昨年の11月ごろです。妊活を始めた時期をいつと定義するのかにも寄りますが、うちは不妊治療のクリニックに行って検査を始めたタイミングとしています。そのとき衝撃的だったのが、妻のAMHが低かったことです。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)とは卵巣の予備能を示す値で、この値が小さいほど妊娠しにくくなります。AMHはだいたい年齢と相関しますが、個人差により割と誤差が生じます。妻は検査時34歳でしたが、結果は2.20NG/MLと実年齢よりかなり悪い数値が出ました。先生には40歳手前の平均値といわれ、すぐに不妊治療をするようにと勧められました。妻はかなりショックを受けていました。また、軽微ですが甲状腺機能にも異常が見つかり、妊娠後の今も定期的に通院をしています。僕の方(精液検査)はというと、異常なしの範囲内ですが平均より下で下限ギリギリといった感じでした。

そんな中、結果的には一年で妊娠を2回(1回は流産してしまいましたが)しており、検査数値が悪いからまったく可能性がない、というわけではありません。でも妊娠にしくいのはそうなのかなと思います。6-10月の妊活では相当がんばったけど無理だったので…。またこの値はあくまで妊娠しやすさを示す値であり、この値が低かったからといって妊娠後の卵巣機能は実年齢相応になります。

 

僕たちが子どものことから意識が遠ざかっていたとき、周りのいろんな人から「子どもを作るなら絶対に早いほうが良い」と言われてました。特に地方にいる親や出張に行った先の方々はすごかった笑。その当時はまったく響かず聞き流していたわけですが、実際に妊活や妊娠を通じて本当にそれを実感しています。

  • 女性の年齢は妊活、妊娠に思っている以上に影響します。
  • 女性の年齢による老化率=AMHの老化率では必ずしもありません。
  • 女性が高齢になればなるほど流産率が上がります。ダウン症率も上がります。
  • 男性の精子も老化に応じて減少、質の低下が生じます。

とはいえ、結局自分たちのこととして投影するには実際に経験し実感を得るしかないなと思います。特に自身の人生プランに子どもを作ることを検討されている方は、不妊検査だけでも受けておくことを強くオススメします。子どもって作ろうと思ってすぐに作れるものではないです。当時、僕自身もそれを分かってはいたものの「自分たちは大丈夫」となんの根拠もない自信がありました。結果妊娠までに一年かかりました。

妊活中のコロナワクチン接種について。

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今だからこその話題ですが、妊活をしているとコロナのワクチン接種のタイミングに悩みますよね。僕たちもちょうどワクチン接種が受けられるタイミングに妊活中だったのでそのタイミングにすごく悩みました。

厚労省のサイトには、時期を問わず妊活中・妊娠中・授乳中でもワクチン接種を勧奨していますが、あくまで理論上のお話で、長期的な実証データもなしによく言い切れるなと思います。お医者さんも問題なしとする方が多いようですが、やはり心証的に妊活中の接種を避けたり、妊娠中の場合は後期になってから接種する方が多いようですね。

そんな中、僕たちはというと…狙ったわけでもなくまさかの妻がワクチン接種したタイミングで妊娠しています。しかも2回目!副反応でそこまで熱が上がることはなかったのですが正直お腹の子にワクチンの影響がないか心配しています。

もともと妊活中はワクチン接種を控えてました。でもなかなか妊娠に至らず、11月から本格的に不妊治療を進めることを決め、9月まではタイミング法を引き続きがんばり、10月は妊活をお休みして2人ともワクチンを接種する計画でした。結局9月までに妊娠することはなく、10月にワクチン接種と11月の不妊治療に向けた検査でKLC(加藤レディースクリニック)に足を運んだわけですが…。10月お休みとはいえ一度くらいはと試してみたらまさかの妊娠に至るという。それまでは排卵日付近で一週間連続チャレンジしても全然ダメだったのにね。本当に謎です汗。でも妊娠したこと自体は本当に嬉しくて、ワクチンの影響がないことをただただ願うばかりです。

母子手帳をもらえるようになるまでも大変です。

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先日、保健センターで妊娠届を提出し母子手帳をもらってきました。杉並区は母子手帳を受け取る際に「ゆりかご面接」という助産師さんまたは保健師さんとの面談がセットになっています。この面接を受けることで、ゆりかご券なるタクシー利用券等の行政サービスを享受できます。とはいえ妊娠9週はつわりの真っ只中、担当はやさしい保健師さんだったのでコンディションを考慮いただき、巻きで面接してくださいました。

まだ9週の壁を超えていませんが、母子手帳をもらったときは安堵の気持ちでいっぱいでした。「どんだけなみすけ推しやねん」とは思いましたが笑。妊活を始めてから1年、実は妻は一度流産しています。忘れもしない今年の4月、そのときは突然で、5週目にして失意のどん底に突き落とされました。そこからなかなか妊娠に至らず、諦めかけていた矢先の今回の妊娠。今度こそはうまくいくことを祈っています。

妊活を経て、素人ながら妊娠についてたくさんの知識を吸収してきましたが、妊娠は本当に奇跡だなと思います。そしてそこから出産までたどり着くのもまた奇跡です。流産率がこんなに高いとも思っていなかったし、本当に子どもって奇跡の賜物なんだなあと妊活、妊娠を通じて実感しています。

妊活するまでにたくさんのすれ違いがありました。

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DINKS(ディンクス)という言葉をご存知ですか。DINKSとは「Double Income No Kids」の略で、共働きで子どもを意識的に作らない、持たない夫婦、またその生活観のことを指します。うちも共働きで結婚から10年子どもを作らず、定義に合致する夫婦像だったのかなと思います。

前提として、DINKSの考えには肯定的な意見を持っています。子どもを作らないことを夫婦で認識合わせした上で2人で過ごすのはその夫婦の自由だと思いますし、身近にたくさんいてみな幸せそうです。身内からの圧力や周りの「結婚したら子どもを作るのが当たり前」的な風潮には正直ウンザリしていた身です。

ただ、うちは定義的にも端から見てもDINKS思考な2人だったのかも知れませんが、実はすれ違いの連続でした。僕は結婚してすぐに子どもが欲しかったけどそのときは妻が仕事を優先したいという考え、妻は30歳前の結婚3年目頃に子どもを欲しがったけどそのときは僕が仕事で忙しく、結局コミュニケーション不足で機会を逸しました。そしてそれぞれが30歳を超えたあたりからは、もう子どもについて会話することすらなくなりました。こうしたすれ違いや思考回避が連続し、気づけば10年が経っていました。

そんな中、コロナ禍でお互いがリモートワークになりコミュニケーションをとる機会が圧倒的に増えたのが妊活を始めたきっかけです。まさにコロナベイビー笑。外的要因の恩恵から受動的に始めた身で言うのもはばかられますが、人生プランについて夫婦でしっかり話し合うべきと思います。

 

夫37歳、妻35歳。これまでの妊活、妊娠中の今、これからの出産について語ります。

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これまでお互い仕事や好きなことに時間を使ってきましたが、コロナ禍で二人の時間が増え、子どもが欲しいという結論に行き着いたのが去年の11月頃。そこから妊活を経て約1年、現在妻は妊娠9週目で絶賛つわりの真っ只中です。このブログでは、短いながらも1年間続いた妊活の軌跡や、これからの妊娠~出産について綴っていきたいと思います。

妻とは山口で出会い、そこから20年の仲です(その間ずっと付き合っていたわけではないですが、初めてであったのは僕が大学生、妻が高校生のとき)。その後、それぞれ上京して同居~結婚してから10年になります。長らくずっと2人で過ごしていた僕たちがなぜ子どもを作ろうと思ったのか、その背景などにも触れていけたらと思っています。